白内障とは、眼をカメラに例えると、レンズに当たる水晶体が濁る病気です。進行すると、その混濁のために網膜へ光が届きにくくなり、視力障害をきたします。まぶしく感じたり、かすみがかったような見え方になることもあります。ほとんどは加齢が原因ですが、外傷や糖尿病、アトピー性皮膚炎などの疾患でも発生します。生活に不自由をきたしてきたら、手術を考える必要があります。
緑内障は、視神経が障害され、視野(見える範囲)が狭くなっていく病気です。日本人の失明原因の第1位です。40歳以上の日本人における緑内障有病率は5%、そのうち8−9割の人は緑内障が未発見のまま放置されていると考えられています。眼圧(眼の中の圧力)が上昇すると(眼球が硬くなると)、視神経が障害されやすくなり、緑内障になるリスクが高くなることが知られています。視野狭窄は改善することがないので、早期発見・早期治療が非常に重要となります。
涙は、眼の表面をおおうことにより、眼を守る働きがあります。涙の量が減ったり、涙の量は充分でも涙の質が低下することで、眼の表面が乾きやすくなった状態をドライアイと言います。ドライアイは、眼の乾燥感はもちろんですが、それ以外に異物感、眼の痛み、まぶしさ、目の疲れ、視力障害など様々な症状を引き起こします。
加齢黄斑変性とは、ものを見るときに重要なはたらきをする黄斑という組織が、加齢とともに障害を生じ、見ようとするところが見えにくくなる病気です。ものがゆがんで見える、視野の中心が暗くなる、欠ける、視力が低下するなどの症状が出ます。
糖尿病網膜症とは、糖尿病が原因で目の中の網膜という組織が障害を受け視力が低下する病気です。網膜とは、目の中に入ってきた光を刺激として受け取り脳への視神経に伝達する組織で眼をカメラに例えるというとフィルムの働きをしています。
糖尿病網膜症は、糖尿病腎症、糖尿病神経症と並んで、糖尿病の三大合併症といわれます。初期には自覚症状がありません。自覚症状を感じた時には、網膜症がかなり進行していることがほとんどです。定期的な検診と早期の治療を行えば病気の進行を抑えることができます。
飛蚊症とは、視界に黒い点や虫のようなもの、薄い雲のようなものが飛んでいるように見える症状のことです。加齢など生理的変化によるものと、眼の病気が原因で起こるものとに分けられます。生理的変化よる飛蚊症の場合は、特に治療の必要はありませんが、まれに網膜剥離など重篤な病気の前触れであることがありますので注意が必要です。飛蚊症に気がついたら、その原因が生理的なものか、病気によるものなのかを自分で判断せず、眼科で検査を受けましょう。
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